グリーソン、デトワイラー・グループからフェスラーギヤホーニング事業を買収

2019年2月26日

アメリカ、ニューヨーク州ロチェスター、2019226

グリーソン(Gleason Corporation)は本日、デトワイラー・インダストリーズ(Daetwyler Industries AG)およびMDCマックス・デトワイラー(MDC Max Daetwyler AG)と、デトワイラーのフェスラーギヤホーニング事業の全資産を買収する正式契約を締結したことを発表しました。

 

デトワイラーは、フェスラーブランドに基づいて、ギヤホーニング盤、それに関連する高精度な治工具を製造してきました。約70名の従業員を抱えるフェスラー部門の事業運営を買収するのはグリーソンの新子会社であるグリーソン・スイス(Gleason Switzerland AG)であり、フェスラー部門は現在の事業所であるスイスのブライエンバッハとディーティコで事業を続ける予定です。またグリーソンは、フェスラーの既存の経営陣と従業員をそのまま維持します。

 

本取引は資産買収として構成されているため、実質上、フェスラー事業のすべての資産や特定の契約関係は、スイス合併法に基づく一括譲渡によって譲渡されるものとします。買収は、従業員に対する通知期間や、その他の慣習的な買収完了条件を満たした後、2019年4月に完了する見込みです。

 

グリーソンの社長 兼 最高経営責任者であるジョン・J・ペロッティは、この買収について次のようにコメントしています。「フェスラーは、ギヤのホーニング技術におけるリーダーであり、グリーソンの既存のギヤ仕上げ加工のソリューションを理想的な形で補完してくれます。グローバルな市場で確立されたフェスラーのプレゼンスと、グリーソンの大規模な営業・サービス組織は、既存顧客と新規顧客に向けて大きな相乗効果を生み出すでしょう。」

 

 

デトワイラー・グローバル・テック・ホールディング(Daetwyler Global Tec Holding)の最高経営責任者であるラルフ・デトワイラー氏は、次のように述べています。「歯車加工に関する製品や歯車技術関連のマーケットにおいて長い伝統を持つグリーソンのような企業が、本事業の新しい所有者になることを嬉しく思っています。当社はフェスラーチームの功績を誇りに思っており、市場におけるリーダーシップとグローバルな拠点を持つグリーソンの一員になることによって、フェスラーが継続的な成長と成功のポテンシャルを獲得できることに多くの期待をしています。」

 

グリーソンについて

グリーソンはギヤ技術ソリューションのグローバルリーダーです。「トータルギヤソリューション」という当社のミッションは、ギヤ設計ソフトウェアの開発・販売から、ギヤ製造機械および関連付属品、計測機器、自動化ソリューションの開発・製造・販売にまで及びます。当社の製品を使用しているのは、自動車、トラック、航空機、農業、鉱業、エネルギー、建設、電動工具、海洋業界の顧客や、様々な産業機器市場にサービスを提供している多様な顧客です。グリーソンは、アメリカ、ブラジル、ドイツ、スイス、インド、中国、日本に製造拠点を持ち、北米、南米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域に営業・サービス拠点を持っています。グリーソンのより詳しい情報をお求めの方は、www.gleason.comをご覧ください。

 

デトワイラー・グローバル・テック・ホールディングについて

1943年にスイスで設立されたデトワイラー・インダストリーズは、厳しい精度要件を要求する顧客など、工作機械業界全体にわたってベンチマークとなるような品質の機械用ベッド・フレーム・部品を製造しています。また、高度に多様化されたデトワイラー・グループは、スイス、アメリカ、中国、インドに製造拠点を持ち、印刷業界に対する消耗品や供給品の市場をリードするサプライヤーです。